【用語解説】FX記事：『ロング』『ショート』って何？

FXを学び始めると必ず出会う言葉が「ロング」「ショート」です。
英語では「long」「short」と書き、取引における買いと売りを指します。
この記事ではその意味、由来、実際の使われ方、注意点をまとめ、初心者でも混乱なく理解できるように解説します。

ロングとショートの意味

ロング＝買いポジション。価格が上がると利益になります。
ショート＝売りポジション。価格が下がると利益になります。

用語の由来と歴史

これらの言葉は株式や先物市場から輸入されたものです。
「long」は「長く保有する」、つまり買って持つことから派生。
「short」は「不足している」＝借りて売る取引に由来します。

実際の使い方と会話例

• 「ドル円をロングした」＝ドル円を買った
• 「ユーロをショートで持っている」＝ユーロを売りで保有している
• 「ショートカバー」＝売りポジションを決済する買い戻し

初心者が混乱しやすいポイント

• 買い＝プラスのイメージで覚えると安心。
• ショートは「借りて売る」イメージで理解すると混乱が減ります。
• ポジションの決済は反対売買になる点に注意。

ロング／ショート比較表

項目	ロング	ショート
方向	買い	売り
利益が出る時	価格が上昇した時	価格が下落した時
由来	長く持つ（long）	不足・空売り（short）
代表的な表現	ロングポジション、買い建て	ショートポジション、売り建て

リスク管理とロング・ショート

どちらのポジションでもリスクはあります。
ロングは下落リスク、ショートは上昇リスクを伴います。
必ずストップロスを設定し、口座資金に対するリスクを一定に保ちましょう。

FAQ

Q：ロングとショート、どちらが有利ですか？

有利不利は相場状況によります。トレンドが上ならロング、下ならショートを選びます。

Q：ロング＝長期、ショート＝短期ですか？

違います。ここでの意味は方向（買い／売り）であり、期間の長短ではありません。

まとめ

「ロング＝買い」「ショート＝売り」とシンプルに覚えましょう。
用語の由来や使い方を知ることで混乱が減り、ニュースや解説も理解しやすくなります。
どちらのポジションもリスク管理が必須です。