【応用実践】FX記事:レンジ相場で有効な手法とは

レンジ相場で有効な手法とは


レンジ相場とは?

価格が一定の高値帯(レジスタンス)と安値帯(サポート)の間を往復する状態。方向性は希薄だが、リスクリワードが設計しやすい局面でもあります。トレンドが出ない時間帯は無視されがちですが、端の反発は統計的に狙いやすく、小さく取って積み上げる戦略が機能します。

レンジの構造と“境界”の作り方

境界は一本の線ではなくゾーン(幅)で捉えます。ヒゲ群の密集地帯を包むように矩形を描き、上限ゾーン/下限ゾーン/中心線(ミドル)を可視化します。時間足はM5〜H1が実務的。上位足(H4・D1)の水平線に挟まれた短期レンジは、反発強度が増しがちです。

レンジ判定のチェックリスト

判断項目 レンジ相場 トレンド相場
価格の動き 水平に往復(ボックス) 一方向の階段
移動平均線 横ばい・価格が上下を跨ぐ 傾きが出て乖離も拡大
ボリンジャーバンド 収縮し±2σ内に収まりやすい 拡張しバンドウォーク
ATR(変動幅) 低下〜横ばい 上昇
優位な戦術 逆張り+中心線利確 順張りの押し戻り
  • 3点接触:同一ゾーンを3回以上試す。
  • MA20・MA50が横ばい:価格が頻繁にクロス。
  • ATR低下:一日の変動幅が縮小。
  • イベント欠如:大型指標前の持ち合い。

有効なテクニカル指標と使い方

  • ボリンジャーバンド(±2σ):ゾーンでのタッチ+反転足(ピンバー・包み足)をトリガーに。
  • RSI(14):30/70オシレーション。極端値→背離→反転。
  • ストキャスティクス:%Kと%Dのクロスがゾーン内で出るか。
  • 価格アクション:ダブルトップ/ダブルボトム、フェイクブレイク後の急反転。

エントリー設計:端で入って真ん中で手仕舞い

  1. 待機:上限/下限ゾーン到達を待つ。
  2. 合図:反転足+オシレーターの過熱解消。
  3. IN:成行または戻り指値。フィルターにMA20の傾きゼロ近傍。

利確・損切り・分割決済の最適化

  • 損切り:ゾーン外に数pips+スプレッド。
  • 利確:中心線(ミドル)で半分、反対ゾーン手前で残り。
  • 時間切れ:想定時間内に伸びない場合は撤退。

だましとブレイクの見分け方

収縮→拡大の第一波は荒れやすい。リテスト(抜け後の戻り)が入ってから順張りへロールオーバー。ニュース直後は特に注意。

資金管理:連敗に強いサイズ設計

  • 固定リスク比:1トレードの損失を口座の0.5〜1.0%に。
  • 連敗セーフティ:2連敗で半減、4連敗で停止。
  • 取引回数:勝率×RR×回数の積を最大化。無駄撃ちは削減。

検証・練習:再現性を高める日誌術

  • チャートのスクショを「入る前/入った後/決済後」で3枚並べて保存。
  • 勝因・敗因を再現可能性(再現〇/偶然△/再現×)で評価。
  • パターンを3種に限定し、100例ずつ記録して勝ち筋を確定。

FAQ

Q. レンジが急に壊れたら? A. 損切りを機械化。次のチャンスを待つ方が全体の期待値は上がります。

Q. ゴールドのレンジは? A. ボラが高く、スプレッド比率も大きい。ゾーンを広めに設定し、半利確を早めるのが無難。

まとめ

境界を信じる者はレンジに救われる。 ゾーンの定義→反転合図→機械的な損切り→分割利確、という流れを型にして、退屈な相場を収益装置へ変換しましょう。